ブセは「観葉植物」
上記が結論となりました。
本ブログでは色んなブセ育成ファームを紹介してきましたが、その中で一貫していたのが「オールガラス水槽」を使うという点でした。そして、オールガラス水槽を使う最大のメリットは、鑑賞性が高いという点です。
Youtubeではブセ育成として、ブラケースや衣装ケースがよく紹介されていますが、「オールガラス水槽」にはそれらにない良さ、即ち鑑賞性の高さがあります。
ということで、「ブセは水草ではなく観葉植物として楽しむ。」というのも一興ではないでしょうか?
↓1号機(ロカボーイVer)
↓3号機(散水ノズルVer)
現在、上記の1号機と3号機が稼働中なのですが、それぞれの問題点がありました。そこで、これらの問題点をすべて解決した水上育成ファームの最終形態として「雨降るボルネオ島」を紹介します。
従来のシステムの問題点
1号機
ここで、過去の反省を振り返りたいと思います。

ロカボーイの泡が弾けることによる霧吹き自動化でした。ブセの育成には問題なかったものの、


葉っぱの表面が常時湿っているため、どうしてもコケが生えてしまうのです。

定期的に取り除くのも面倒ですし、何より鑑賞性に難アリでしたね。
3号機

3号機の時点で降雨システムは実現していました。上記のような「散水ノズル」と、


「エーハイム コンパクトオン 1000」を組み合わせたモデルでした。


雨の降る時間をタイマーで制御したため、コケ問題からは開放されました。しかしながら、散水ノズルだったためか、雨と言っても、大粒なのでこれが不満でした。
4号機「雨降るボルネオ島」
必要なもの
さて、これらの問題点をすべて過去のものにする4号機「雨降るボルネオ島」の紹介です。

といっても、3号機と大差ありません( ˘ω˘) 違いは散水ノズルから、噴霧ノズルに変更することです。

これが、4号機のキーデバイスとなる噴霧ノズルです。

その他、詳しい作り方は3号機と同じなので、詳しく知りたい方は以下からどうぞ
セッティング開始

長期運用に伴い、水槽も汚れてしまったので、一旦きれいにリセットしましょう。

一次避難させてるブセたち。これが、我が家の全財産です。

「ドントキャット」設置です。ドントキャットを表裏で重ねることで、高さを稼ぐことができます。

容器が「プレステラ 105」なら、トゲトゲの方に置いても不安定になることもありません。

「ドントキャット2枚なんて勿体ない」と思われるかもしれませんが、ある程度水位が合ったほうが水中ポンプが安定して動くのです。
決してダイソーの回し者ではありませんので、安心してくださいw
後は、好きなブセを並べるだけ

セッティングできたら、後は好きなブセを並べていきましょう。

もっと余裕を持って配置したほうが良いのかもしれませんが、私はブセの群生感が好きなのでこれで行きます(´∀`*)ウフフ

早速、シャワーシステムを稼働させてみましょう。いい感じに雨が降っています。

雨も細かくて良い感じです。

雨の後です。ブセの葉っぱが全体的に濡れており、成功と言ってよいでしょう。

正面からも見てみましょうか?雨降り直後は、水槽の中がよく見えますが、

しばらくすると、水槽壁面も水滴だらけになっているのが確認できます。

心做しかブセ達もとても喜んでいるように見えます。

最後の仕上げ

1号機~3号機まで共通ですが、水槽内の湿度が高いためカビ対策としてエアレーションにより新鮮な空気を循環させてあげましょう。ちなみに、この方法で約1年近く運用していますが、カビが生えたことはありません。

「アクアフランジ」と「ピッタリガラスフタ」を閉めて、完成です。


日々のメンテンナンス
タイマー
シャワーシステムが24時間稼働してると、結局コケ問題が発生しますし、水中ポンプにより水温も上昇してしまいます。

したがってタイマーによる制御は必須です。現在の環境では、6時間毎に15分間のシャワータイムとしています。

週イチの全換水

ブセは、「川の上流で育ち、キレイな水を好む」ということなので、毎週1回は全換水しています。といっても、電動の石油ポンプで吸い出すだけなので、大した手間ではありません。


注水するときは浄水器の水を使用しています。浄水器を使うことで、バクテリアも残ってくれるでしょう。

ブセの栄養剤

水草の栄養剤ですけど、まぁブセにとっても良いものでしょう。
ということで、これを毎週の換水と合わせて1プッシュ投入しています。

1ヶ月後の様子

こちらが、導入直後の様子です。

新芽も増えて、一段階フワッとした気がしますね。(´∀`*)ウフフ
まとめ
水草としてではなく、観葉植物として愛でる、という「とあるブセ沼に落ちた者の末路」をお届けしました。
しかし、このシステムにも言い分があります。
アガベを育てていると、葉に風を当てる事が重要と言われます。風により、植物に適度なストレスを与えることで、徒長(ヒョロヒョロとした姿になること)を防ぐ事が出来る為です。
つまり、自然界にあるような風や雨による適度な刺激がないと、どっしりとした姿にはならないということです。
これは、ブセでも同じではないでしょうか?つまり、ガラスポットで育てると徒長し放題ではないでしょうか?
という発想から、今回の降雨システムが生まれました。
雨によるストレスを葉っぱに与えることで、どっしりとしたブセになると考えています。知らんけど( ˘ω˘)
まぁ、諸説あると思いますが、自分だけのブセファーム作ってみてくださいねヽ(=´▽`=)ノ

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