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オールガラス水槽を用いたブセファランドラの水上育成ファームを作ってみた

ブセ(その他)育成計画

最近「草活」にどっぷりハマってしまっているブログ管理人です。

さて、「ブセファランドラをたっぷり使いたいけど、高価な水草だから難しい」ブセ沼にハマってしまったアクアリストには、そんな悩みがあるかと思います。

「でも、高い水草なら増やしてから使えば良いじゃない?」ということで、今日はブセファランドラの水上育成ファームについて紹介したいと思います。

作成にあたって、海外ニキたちのYoutubeなども参考にしましたが、一番のポイントは「ボルネオ島の環境を再現しろ」ってことみたいです。

目標とする環境
  • ボルネオ島の様に気温25℃~29℃、湿度80%が年間を通して、維持できること
    高気温(30度以上)だと、調子を崩します。(※溶かした経験がある人はこれが原因かもです)
  • 葉っぱの表面が常に濡れており、霧吹きなどが不要なこと
    ブセの成長は遅く長期にわたるため、手数を極力減らすためです。
  • カビ対策が出来ていること
    密閉栽培のため、気に留めておく必要があるでしょう。
  • 見栄えが良いこと
    趣味でやるからこそ、見た目にはこだわりたいところです。

世の中的には「ブセの腰水栽培」と言えば、衣装ケースやダイソーのプラケースが主流です。しかしながら、上記をすべて満たすために、私は30cmキューブ水槽を選択することにしました。

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ブセの水上ファームに必要なもの

30キューブ水槽及びライト

見栄えを重視するならオールガラス水槽一択ということで、30cmキューブ水槽です。

「ブセ育成のために、水槽購入するなんて高く付くじゃないか?」という指摘に関しては、「今から育てようとしている植物は一本いくらですか?」で論破完了です。

LEDライトもクリップ式なら大体なんでも良いと思います。

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ピッタリガラスフタとアクアフランジ

ピッタリガラスフタ(幅30×奥行28cm)なんていう商品があるのですね。標準のガラス蓋と違って、隙間なくフタが出来るということで、今回のシステムに採用です。

そして、更に隙間を防ぐという意味で、GEXのアクアフランジの出番です。

スリット鉢と温湿度計

「プレステラ 105型」というスリット鉢を選択しました。30cmキューブ水槽にはちょうど良いサイズだと思います。海外のブセファームの動画なども参考にしましたが、こういったスリット鉢を採用されているので真似することにしました。

ちなみに、自己満足程度なので、湿度計はあってもなくてもどちらでも良いです。

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ロカボーイSとパワーアップパイプ

今回の水上ファームの要と言っても過言ではない「ロカボーイSとパワーアップパイプ」です。

カビ対策

ちなみに、海外ニキが言ってましたが、密閉栽培をする上での懸念事項として「カビ」が挙げられるかと思います。これは、水槽をミスト式で立ち上げる際にも出てくる問題なのですが、海外ニキはトビムシ(spring-tail)による解決策を提案してました。

曰く、「トビムシ(spring-tail)はカビを食べてくれるし、高湿度な環境を好むからブセとの相性も良く、培養物(cultures)がネットで買えるよ」

「海外スゲェな」と思ったんですけど、日本でも活餌として買えるんですね(※さすが、天下のチャームさん・・・)

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「でも、ブセにこんな虫付いてたら嫌だ!」って事で、私は見送りました。

カビが生えやすい条件として、「空気が循環していない」ことが原因の1つとして考えられます。そこで、ロカボーイを設置することで、水槽内の空気を循環させ、カビ対策と言い張りたいと思います。

ブセ水上ファーム

土台の作成

アクアリウムで何かと役立つ、ダイソーの猫よけマットです。水槽に合う大きさにカットします。

そして、猫よけマットの上にスリット鉢を並べたら、土台は完成です。

続いて、水槽の淵にアクアフランジを取り付けていきます。

この様になるべく隙間が埋まるよう、アクアフランジをカットしてください。

そして、フタを閉じるとほぼ隙間が無くなります。

この位の隙間は出来てしまいますが、換気口と考えれば全く問題ないです。

そして、エアレーションの水しぶきによる「霧吹き自動化」を考えたのですが、この状態だと水位が低くブセの表面まで十分な水しぶきが飛ぶか懸念がありました。

そこで、GEXロカボーイの出番というわけです。ロカボーイSにパワーアップパイプのシリコン部分だけを取り付けることによって、泡が弾ける位置を高めに設定することが可能となります。

数時間放置したところ、こうなりました。水しぶきによって、常時霧吹きがされているような状態です。

ここまで来て、勝ちを確信!! 後は、適当に底床材を入れて、ブセの迎え入れ準備完了です。

さらに、一晩放置した翌朝の状態です。水槽のフタまで水滴びっしりなのがお分かりいただけるでしょうか?

温湿度計は「気温27度、湿度86%」を示しており、ブセにとってはかなり理想的な環境ではないでしょうか?

購入したブセたち

タイミング良く、「チャーム決算大還元祭 2024」というものが開催されておりましたので、お得に仕入れることが出来ました。

購入したのは「ブセファランドラsp.ティア レッド(水上葉)(1ポット)」という商品ですが、見てください。通常価格5,500円のところが、なんとセールで1,980ではありませんか?こんなの実質1/3でありませんか?

「そんなにお得なら、3個買うしかねぇ」ってことで、まとめて購入。

1ポット目。結構ミチミチに入ってます。

2ポット目。何故かこれだけ、商品タグが入っています。そして、つぼみが出来ていますね。

3ポット目。同じ種類のブセとは思えないくらい、巨大な一品でした。

合計7株取れました。大きいブセは株分け出来るサイズなので、実質8株入ってたことになります。

以下の商品説明ページだと小さい株が1株しか入ってないように見えるんですけど、実際に購入したものは、見本よりずっと大きく、さらには2~3株も入っていて、嬉しい誤算でした。

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スリット鉢にブセを並べる

ってことで、早速植えてみました。植え方としては、以下の3パターンです。

  • ソイルに直接植える
  • バーミキュライトに直接植える
  • 溶岩石に活着させる

そして、ロカボーイONです。

数時間後の様子です。しっかり水しぶきがブセの全身にかかっていますね。

さらに、1週間後の様子です。少しずつですが、新芽も出てきており順調に生長中です!

水量について

水位が高くなると水がスムーズに流れるようになってしまい、水しぶきがあまり飛ばなくなります。上の写真でもそうですが、出来るだけ大きな泡が作られることがポイントです。

具体的にはロカボーイ本体から1cm程下げた水位が、泡が安定していてオススメです。

まとめ

ということで、ブセ沼にハマってしまった者がたどり着くと言われる、ブセの水上ファームについて紹介しました。

目標とする環境
  • 気温25℃~30℃、湿度80%以上が年間通して、維持できること
    エアコン24時間稼働で、適温を維持
    アクアフランジで密閉することで、湿度86%を達成
  • 葉っぱの表面が常に濡れており、霧吹きなどが不要なこと
    ロカボーイ先端からの水しぶきにより、ブセは常にみずみずしい状態に
  • カビ対策が出来ていること
    エアレーションにより、常に空気が動いているためカビ対策も万全
  • 見栄えが良いこと
    ガラス水槽なので、非常に見栄えが良い(収納ボックスとは違います!)

目標とする環境は完全に達成できたと思います。まだ運用して1週間ですが、今のところ順調です(`・ω・´)ゞ

植える場所はまだまだ余ってるので、今後もセールのたびに少しずつ集めていきたいと思います。次回は、年末のチャームの福袋イベントを楽しみにしておきます。

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