以前の記事から時間が空いてしまいましたが、「メチニス」を導入してから約1年ほど経過しました。
ピラニアっぽい見た目に反して、ゆっくり泳ぐ熱帯魚なので、癒し効果は中々のものです。
一方、メチニスは「草食性が強いため、水草水槽では飼育できません」という特徴があるため、水草水槽での飼育には適さないとされています。しかしながら、水草にも好き嫌いがあるようなので、あまり食べない水草であれば、レイアウトを楽しむことも出来ますので、そのあたりも紹介できればと思います。
メチニス導入の契機は妻氏の要望
妻氏が「これ飼ってほしい」と見せてきたのが、「メチニス」でした。
初見ではピラニアっぽい見た目で、名前も分からない熱帯魚でしたが、色々調べた結果メチニスという生体に行き着き、飼育に至ったわけであります。
メチニス(学名:Metynnis hypsauchen)は、チャームだと取り扱いが無いようで、購入したのはネオスというところになります。
ただ、このネオスでもメチニスの入荷は安定していないのか長い間売り切れだったり、入荷されても意外と愛好家が多いのかすぐに売り切れてしまったり、と買えないことも多いので、気になる方は決断は早めのほうが良いと思います。
さて、そんな苦労して手に入れたメチニスですが、妻氏はお気に入りのようで、「メッチー」「メチコ」「メチリコ」「メチリコメッチーズ」「メチメチメッチーズ」など色んな愛称で呼んでいる様子です( ˘ω˘)
一匹に対しては、「メッチー」、「メチコ」という呼び方が多く、
三匹並んでいる時には、「メチリコメッチーズ」「メチメチメッチーズ」と使い分けている様子ですw
メチニス導入~1年後の様子
導入直後
シルバーダラー(Silver Dollar)という名前の通り、導入直後はアメリカの1ドル硬貨くらいの大きさでした。
これがどのくらい大きくなっていくのか、紹介したいと思います。
1ヶ月経過
成長速度は非常に早く、一ヶ月でコリドラスレセックスよりも大きくなりました。また、基本的に雑食性なので、コリドラスの餌でも食べるようで、コリビッツをガツガツ食べています。
3ヶ月経過
メチニスは温厚なので混泳向きですが、反面とても臆病なので水換え時など、ビックリすると水槽の隅っこで動かなくなったりしますw
このとき、化粧砂を底床材を巻き上げたりすることがあるので、メチニスを飼育するなら、化粧砂より砂利のほうがレイアウトが崩れなくて良いと思います。
5ヶ月経過
メチニスは群れる魚なので、基本的には複数匹で飼育してあげることが好ましいそうです。
半年経過
メチニスが暴れると「アマゾン川源流の白砂」だと舞い上がってしまうので、底床材を「田砂」に敷き変えました。
※田砂でも余裕で舞い上がってしまうので、メチニス飼育するなら大磯砂とかのほうが良いと思います。。
3匹が一列に並んでいる光景をよく目にしますが、中々の癒しパワーです。
9ヶ月経過
この時期、レイアウト素材に激突してしまったのか、「メチニスが大怪我してしまった事件」がありました。
なんとも、痛ましい姿になっております。
しかしながら、根気強く薬浴を続けた結果、無事に立ち直ってくれましたヽ(=´▽`=)ノ
すっかり治ってよかったねー
細かい怪我の経過や、使用した薬品などについては以下を参照ください。
1年経過
メチニスが大きくなったため、60cm水槽から90cm水槽へお引越ししました。
そして、最終的には約15cmほどの大きさに成長します。イメージ的には「どら焼き」くらいの大きさです。
ちなみに、タンクメイトはクラウンローチとエンゼルフィッシュですが、平和に混泳できております。
水草は食べるのか?
よく食べる
「よく食べる」の定義は以下の通り、葉っぱが食べ尽くされて茎だけが残る状態の意味です。
「よく食べる」水草には以下がありました。
- 無農薬チンゲンサイ(水草ではないですが、喜んで食べます)
- カボンバ
食べる
「食べる」の定義は以下の通り、葉っぱを少し~半分くらいまで食べるという意味です。
「食べる」水草には以下がありました。
- ブセファランドラ
- アマゾンソード
- ハイグロフィラ・ポリスペルマ
ブセでもベルベットのような葉っぱがギザギザしているものは、あまり好きではないようです。
あまり食べない
「あまり食べない」の定義は以下の通り、葉っぱを全く食べないか、ほんの少し食べるという意味です。
「あまり食べない」水草には以下がありました。
- アヌビアス全般
- ミクロソリウム全般
陰性水草代表のこれらの水草に関しては、葉っぱが硬いのか、美味しくないのか分かりませんが、殆ど食べられることはありませんでした。
まとめ
メチニスの1年間の成長についてまとめてみました。
基本的に餌に関しては何でも食べますし、たまにガボンバのような柔らかい水草を入れてあげると、知らないうちに茎だけにされていますw 一方で、アヌビアスやミクロソリウムであれば、あまり食べないので、水草と共存させることも出来るかと思います。
水質にもうるさくなく、多少怪我しても薬浴すれば立ち直ってくれますし、飼育は容易だと思います。
ということで、忙しなく泳ぎ回る小型魚ではなく、ゆったり泳ぐ中型魚が好みという方には、マイナーですが「メチニス」という熱帯魚はおすすめですよ。
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