アクアリウムで多くの方を悩ませている苔問題。我が家でも高光量LED+CO2添加という環境のため、苔が爆増してしまい毎週の水換えに合わせて、苔を取るという作業が結構な負担になっていました。
そこで、色々と調べてみたところ、苔対策としては浮草を入れるのが一番手っ取り早いという記事などを見つけましたので、早速自分でも検証してみることにしました。
苔の生える原因と対策
そもそも苔だらけになる水槽の原因として、以下の理由があると言われていますね。
- 水槽の富栄養化
生体の入れすぎ、餌のやり過ぎ、フィルターのろ過能力不足などにより引き起こされます - 照明時間が長すぎる
8時間以上照明がONになっている環境では苔が増えやすいです
そして、上記に対して出来る対策としては
- 適度なメンテナンス
基本的には換水の頻度を上げることで苔対策になります。 - 照明時間を短くする
照明ONの時間を6時間ほどにすると、苔の勢いも弱まるようです。 - 水草(特に有茎草)をたくさん植える
苔の栄養分である窒素とリンを、水草に吸収してもらいます。 - メンテナンス生体を入れる
根本的な解決にはなってない気がするのですが、エビなどの生体に苔を食べてもらうことで苔を減らすことが出来ます。
つまり、苔に栄養と光が行かないようにすることで、苔を弱らせることが出来るということですね。
しかし、我が家の水槽では既に毎週換水、照明時間7時間、有茎草モリモリ、メンテナンス生体もたくさん入れてましたが、それでも苔の勢いには勝てませんでした。
ということで次なる作戦として、浮草を試してみることにしました。Twitterなど見てるとこれが結構な効果があるらしいんですよね。
浮草による苔対策
購入した浮草
浮草セットなるものがあったのでそれを購入してみました。最初に入っていたのはこれだけで、90cm水槽ならもっと買っておいたほうが良かったかな?と思いましたが完全に杞憂でした。
- フィランサスフルイタンス
- サルビニアククラータ
- ドワーフフロッグビット
浮草投入してから3週間後
ものすごい速度で成長し、3週間足らずで水槽の半分覆い尽くす状況になってきました。
浮草投入してから4週間後
水槽がほぼ浮草で埋め尽くされる様になりました。
こうなると、苔対策としての効果てきめんでした。
毎週コケ掃除をしないと見苦しい水槽になっていたのですが、いかがでしょう?一週間放置コケ掃除を一切していないのですが、ガラス面にほとんど苔が生えていないことが確認頂けるかと思います。
苔対策としては優秀だが別の問題が・・
ということで浮草が水面を覆い尽くすほど成長することで、苔に栄養と光が行かないようにする。これは達成できたのですが、別の問題が・・・
- 浮草が水面を覆い尽くすことで、餌やりが上手く行えない。
餌が浮草の上に乗ってしまい、魚さんたちも上手く餌が食べられない。。 - 浮草が光を遮ってくれる反面、水槽全体がなんか薄暗くなる。
浮草の根っこも伸びてくるので全体的に、どんよりとした水槽になる。。
これらを踏まえて浮草は水面の1/3くらいになるようにしました。こうすると、また苔が生えてくるようになりましたが、上記の問題に対処するには仕方がありませんでした。
ということで、何に重きを置くのか?というのが結論です。。
まとめ
ということでコケ取りは毎週頑張りましょう(笑)
しかしながら、浮草を加えることで苔の増殖を抑えられることも分かりましたので、苔で悩んでいる方は一度検討してみてもいいでしょう。
なお、浮草はものすごい速度で増殖するので1つ購入すれば十分です。
ちなみに苔を取るにはこんな便利な器具があります。某有名なアクアリウムブランドの製品に似ていることから、パクレイザーとかパチレイザーとか言われてますが使用感は何の問題もありません。水槽の壁面を上から下に軽く撫でるだけで、面白いように苔が取れます。
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