コリドラス・ステルバイの稚魚育成とも並行し、ゴールデングラミーとマーブルグラミーの稚魚の育成にも引き続き挑戦中です。
一般的に、グラミーの稚魚はあまりにも小さく人工飼料を食べることが出来ないため、稚魚は初期育成の難易度が高いそうです。
そんなグラミーの稚魚に水槽に落ちてる枯れた水草、PSB、テトラミンベビーだけを用いて、初心者アクアリストが育成に挑戦中です。
生餌を必要としない、いい具合に手を抜いた餌やりの方法や成長の記録について紹介したいと思います。
グラミーの稚魚のエサ
~生後10日まで
グラミーの稚魚は生後3日間くらいは「ヨークサック」の栄養で生きられるので、エサを与え始めるタイミングとしては4日目以降になります。
しかし、生後4日目程度のグラミーの稚魚は非常に小さいため、人工エサなどは口に入りません。そこで、インフゾリアという総称に分類されるゾウリムシやラッパムシといった、動物性プランクトンを与える必要があるとされています。
理屈は分かるのですが、ゾウリムシを培養するなんて気持ち悪い!!
そんな場合には以下のウォーターフードで代替が可能です。
いわゆるPSB(光合成細菌バクテリア)と言われるやつなので、ボトルの中は小さい菌が、ウヨウヨの10倍居るんでしょうけど、きれいにパッケージされてるとあまり気にならないのは不思議です。
これを餌代わりに与えます。
後は気休めですけど、水槽に落ちてる枯れた水草なんかにもそれを分解するためのバクテリアだの微生物だのがくっついてるんじゃないかな?ってことで、これらも拾ってサテライト水槽に入れています。
生後10日以降
生後10日くらいになると稚魚用の粉末エサ「テトラミンベビー」を食べられるようになります。
テトラミンベビーを水面に撒けば、サテライト水槽のエアレーションで組み上げられた水が水面に落ちることで、自然と粉末エサがサテライト水槽の中を舞います。
じっくり観察してると、稚魚がパクっとしてるのが確認できます。
ココまで来るともう安心ですね。ただし、稚魚の成長も個体差があるので、ウォーターフードも併用し、様子を見ながら徐々にテトラミンベビーに切り替えて行けば良いでしょう。
ゴールデングラミーとマーブルグラミーの稚魚の成長
生後8日目
成魚となると12cmくらいになるゴールデングラミーとマーブルグラミーですが、稚魚は本当に小さいです。孵化から10日ほど経過しましたけど、まだこんなに小さいです。
個体差もありますが、この頃から人工飼料(テトラミンベビー)も突っつく様になってきます。ここまで来ると一段落といったところでしょうか。
生後14日目
変化があるのか無いのか分かりませんが、孵化から2週間ほど経過しました。活発に泳ぎ回るようになり、エサも頑張って食べています。
それにしても、この数が大人になったら我が家の水槽は一体どうなってしまうのでしょうか。
ちなみに、産卵時期は修羅と化していたマーブルグラミーでしたが、この頃になるとすっかり穏やかな仏のマーブルグラミーに戻っており、他の熱帯魚たちとも仲良く出来ています。
生後20日後
大きくなってるのかよく分かりません。調べたところ、2ヶ月経過すれば親水槽に戻しても良さそうな事が書かれていたのですが、生後3週間でまだこれですからね。どこかで急成長するんでしょうか。
生後21日後
またしてもサテライト水槽が苔だらけになってきましたが、稚魚たちは元気にしています。ただあまりにも苔が生えるので、上蓋にダンボールで細工をしようかなと思い始めています。
さて、この泡ブクブクに興味津々のゴールデンハニードワーフグラミーちゃんですが、よく見るとお腹が少しふっくらしてるような・・・
正面から見ると、フグみたいな見た目になっています。食べすぎて肥えてしまっただけなのか、まさか次はゴールデンハニードワーフグラミーが産卵を始めてしまうのか。後者なら一体どうすれば(笑)
産卵って水質が良いことが条件らしいですが、こんな黒髭苔だらけの水槽なのに水質自体は良いんでしょうかね?
まとめ
ということで、水槽内に落ちている枯れた水草とPSBとテトラミンベビーだけを与え、3週間ほど経過しましたが、特に稚魚たちはほとんど星にもならず一応?育成成功しているようです。
もちろん、インフゾリアやブラインシュリンプの方が生存率や成長度合いは良いのかも知れませんが、上記のようなやり方でもなんとかなるという事が言えるかと思います。
インフゾリアとかブラインシュリンプを沸かすとかは、趣味でやるには結構な手間ですからね。
ということで引き続き、成長を見守っていきたいと思います。
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