突然ですが、水質検査ってされているでしょうか?
初心者アクアリストがプロっぽく振る舞いたい時や、生体がポツポツ星になってしまう時は「テトラ テスト 6 in 1」という水質検査キットを使ってみるとよいでしょう。
「テトラ テスト 6 in 1」はpH、KH、GH、NO2、NO3、Cl2といった水質を測定することができます。さらにスマホのアプリを使えば、pHとKHの濃度からCO2の濃度も求めてくれます。
アプリを使用する場合、撮影場所(光の向き、色温度など)によって判定結果が変わるので、毎回同じ条件で撮影すると良いでしょう。
テトラ (Tetra) テスト 6 in 1 試験紙
使い方は簡単
25枚入りなので毎週検査しても約半年分あります。
検査の仕方は簡単で飼育水に1秒漬けるだけです。
その後、60秒待機し色が変わるのを待ちましょう。
目視確認も可能ですけど、どうせなら次に紹介するアプリを使ったほうが便利です。
判定はアプリで
アプリのダウンロード
アプリは以下からダウンロードできます。
手順に従ってインストールするだけなので、特に難しいことはないです。
複数の水槽を個別に管理することが出来るため、水槽ごとの履歴の管理が可能となります。
写真を自身の水槽にカスタマイズ出来る点もグッドです(・∀・)
アプリのガイダンスに従って操作を進めていきます。
撮影した試験紙と、アプリで判定している色が概ね一致していることを確認したら、「測定開始」ボタンをクリックします。
撮影場所の光の加減によって判定結果が変わるので、測定場所は毎回同じ方が良いと思います。
判定結果の確認
結果はこの様に表示されます。生体をたくさんお引越させた事もあると思いますが、亜硝酸塩の値が高いことが確認できます。
この様な場合は、さっさと水換えをしてあげましょう。
水換え実施後の数値です。
亜硝酸塩の数値も下がり、健全な水質になっていることが確認できます。
アプリの利点1: 履歴管理
履歴機能もあり、定期的な測定結果を記録する事ができます。こういった機能はアプリの便利なところですね。
高かった亜硝酸塩濃度も水換え後は低めに抑えられています。
アプリの利点2 CO2濃度が測定できる
6 in 1という事で、試験紙だけだと6種類の計測になりますが、アプリを使うとpHとKHから、CO2濃度も計算してくれます。
CO2濃度はpHとKHから、上記の公式で求めることが出来るようです。
例えば、今回の測定結果では
KH: 2.6
pH: 6.3
ということなので、試験結果を代入すると・・・
CO2(mg/l)= 2.6×10(-6.3)×3.72×107
CO2(mg/l)= 2.6×3.72×10(7.0-6.3)
CO2(mg/l)= 2.6×3.72×10(0.7)
CO2(mg/l)= 2.6×3.72×5.01187
CO2(mg/l)= 48.483672
となり、アプリでの計測結果である48.5と一致していることが確認できます。
ところで、なぜKHとpHからCO2濃度を求めることが可能かというと
水中に溶解した二酸化炭素は、炭酸イオン(HCO3^-)および水素イオン(H^+)として存在します。KHは炭酸水素イオン濃度を示し、PHは水素イオン濃度を示すため、これらの値から水中の二酸化炭素の濃度を推定することができます。
水中における二酸化炭素の溶解は、炭酸イオンと水素イオンの間で次の反応が逆反応として進行することによって制御されます:
CO2 + H2O ⇌ H2CO3 ⇌ HCO3– + H+
この反応は、水中のPHやKHの変化によって影響を受けます。KHが高いほど、水中に炭酸イオン(HCO3^-)が多く存在し、PHが低いほど水中の酸性度が高く、水素イオン(H^+)が多くなります。したがって、KHとPHの値から、水中の二酸化炭素の溶解度を推定することができます。
だそうです。
ちょっと何言ってるか分かりません( ˘ω˘)スヤァ
まとめ
ということで、簡単に水質測定が行える「テトラ テスト 6 in 1」の紹介でした。簡単に試験結果が出て、値段もそんなに高くないので、定期的に使用するのが良いと思います。
精度は低いといった口コミも見かけますが、毎回同じ場所(光の加減)で測定すれば、それなりに安定した結果が得られると思いますし、少なくとも水質を一定に保つには十分役立ちます。
ちなみにですが、アプリを使わずとも以下のようなサイトでもKHとpHからCO2濃度を求めることもできますよー
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