水槽の蓋はする派でしょうか?しない派でしょうか?
しない方が格好良いということで最近はフタをしない派が主流らしいのですが、鑑賞性を犠牲にしてでもフタがあったほうが良い場合もあります。
一般的には水槽にフタをすると、
- 鑑賞性が低下する。
- 餌やりやメンテナンスの際に邪魔になる。
等のデメリットがあります。
一方で、フタをすることで、
- エアレーション等の水はねを防ぐ。
- 生体の飛び出しを防ぐ。
- 地震などの際に、水がこぼれるのをある程度防ぐ。
- 水の蒸発をある程度防ぐ。
といったメリットもあります。
ただし、水槽標準のガラス蓋では隙間が大きいため、上記のメリットも限定的(無いよりはマシ)となります。どうせフタをするなら、メリットは最大限享受したいってもんですよね?
そこで今回、GEXアクアフランジに加えて、使い勝手の良いガラス蓋について紹介したいと思います。
オールガラス水槽の標準ガラス蓋の場合
チャームオリジナルのオールガラス水槽
我が家ではチャームのオリジナル水槽、アクロ60、スーパークリアという水槽を使用しています。
そして、こちらが標準のガラス蓋なのですが、ご覧の通り奥側にかなり大きな隙間ができております。一方、水槽手前はガラス蓋で塞がっており、餌やりが、し辛い状態となっております。
そして、コンセプト的な話なんですけど、この水槽では水槽後方でエアレーションを行っています。
こうなると、どうしてもガラス蓋のスキマからエアレーションの水はねが発生してしまいます。
用意するもの
テトラ グラスアクアリウム RG-60/GA-60専用グラスカバー
まずガラス蓋としては、「テトラ グラスアクアリウム RG-60/GA-60専用グラスカバー」を購入しました。
取り付けてみたところ、上記のようになりました。
しかしながら、「ガラス蓋受け」が一個だとフタがかなり不安定になりますので、複数個の「ガラス蓋受け」で支える必要があるでしょう。
加えて、このガラス蓋受けって、かなり不安定なんですよね。。メンテナンス中に手が当たったりすると、すぐに水中に落ちたりして短気な自分としては「(`皿´)ムッキー!!」となります。
GEX アクアフランジ6-30
そこで、不安定な「ガラス蓋受けの改善」と「地震時における側面からの水溢れの防止」のために、GEXのアクアフランジを購入しました。
これを水槽側面に取り付けることで、「安定したフタ受け」+「地震時の水溢れの軽減」を実現できます。
ただし、この製品ですが、長さが30cmあるので水槽に取り付けるには少しカットする必要があります。(最初から60cm水槽にジャストフィットする様にしておいてほしいところですが・・・)
ちなみに、アクアフランジはかなり硬いですが、60度程度のお湯で温めることで柔らかくなるため、切断や水槽への取り付けが容易になります。
製品の説明書には、「糸のこぎりやナイフ等で、少しずづつ切込みを入れてカットして下さい」とあるのですが、枝が切れるような剪定ばさみを使うと、一回で楽々切れます。
ちなみに、剪定ばさみを使うと外部フィルターのホースなども、簡単に切断出来ます。(本来の用途ではないため、自己責任でお願いします)
左右に取り付けるとこんな感じです。
そして、フランジの上にガラス蓋を置くとこの様になります。
ガラスの隙間を極力少なくしつつも、餌やりのスペースは確保できており日々のメンテナンス性も上々です。
後方までしっかりフタをすることで、エアレーションによる水はねも防止できます。
ガラス蓋の比較
最後にGEX アクアフランジを取り付けた状態で、ガラス蓋の隙間の比較をします。
左(標準のガラス蓋)は後方に大きな隙間が出来ており、魚の飛び出しやエアレーションによる水はねの問題が発生する状態です。
右(RG-60/GA-60専用グラスカバー)は手前や後方の隙間は最小限となるため、魚の飛び出しやエアレーションによる水はねの問題はほぼ発生しなくなります。(さらに、地震の際にも水がこぼれるのを軽減してくれると思います)
まとめ
Beforeの状態では、後方に大きな隙間があり、側面にも小さな隙間があります。
Afterの状態では、後方及び側面にも大きな隙間はありません。
Afterの状態とすることで以下のフタをするメリットが、より強化されるようになります。
- エアレーション等の水はねを防ぐ。
- 生体の飛び出しを防ぐ。
- 地震などの際に、水がこぼれるのをある程度防ぐ。
- 水の蒸発をある程度防ぐ。
ということで、「チャームのアクロ60にピッタリはまるのガラス蓋をお探しの方」、「オールガラス水槽で震災時の対策や、生体の飛び出し防止を検討されている方」の参考になれば幸いです。
コメント