一人旅やアクアリウムとは何の関係もないのですが、宅建試験に合格した妻(勝者)と、CCIEをEmeritusで更新した夫(敗者)のお話です。
まずは前編、宅建試験合格編になります。まず、妻のバックグラウンドですが、
- 28歳で一人目出産後、計10年ほど専業主婦。
- 二人目も大きくなったため、アラフォーから不動産屋さんでパートを始めた。
- 突如、宅建士を目指すものの会社での研修などは無いため、独学での学習となった。
- ただし、不動産屋さんでパートをしているため、5問免除は受けられた。
まとめると、「不動産未経験の専業主婦だったアラフォーが完全独学で宅建試験に合格した方法」なんて言う情報商材が作れそうな状況ですね。
という訳で同じような状況の方の参考になればと思い、妻に色々とヒアリングをしてきました。記事の内容も投稿前に確認してもらっているので、妻本人の実体験に基づく内容となっております。
宅建合格時の取得点数
科目名 | 出題数 | 取得点 |
---|---|---|
権利関係や民法など | 14問 | 8点 |
法令上の制限 | 8問 | 7点 |
税・その他 | 3問 | 2点 |
宅建業法 | 20問 | 19点 |
5問免除 | 5問 | 5点 |
合計 | 50問 | 41点 |
令和5年度の宅建試験の合格点は36点、合格率17.2%でした。したがって、41点を取得できた妻は「5問免除制度を利用しなくても合格出来た」ってことですね(´∀`*)ウフフ
独学で41点を取得した勉強方法
それでは、「不動産未経験、普通のアラフォー主婦」が独学で41点を取得できた勉強法について紹介していきます。
勉強方法
最初に言っておきますが「〇〇時間で一発合格」みたいな奇をてらった方法ではなく、毎日コツコツ積み上げる学習方法になります。
「紙一枚」勉強法
「覚えたことを忘れる一歩手前で思い出す。これを繰り返すことで記憶を確実に定着させる」という勉強手法の様です。妻いわく「記憶の定着だけでなく、スケジュール管理も出来る」ので、オススメとのことです。
この手法により、効率的な学習(スケジュール管理、モチベーション継続)が出来たとのことです。
メモに書き出して記憶を定着させる
メモに書き出すことが目的ではなく、後で何度も見直すことが出来るようにするためです。このメモを色んな所に貼ることで、ふとした時間に何度も見直せるため、効果的な反復学習効果が見込めるようです。
家中メモだらけでした。。
ちなみに、この様に一冊のノートにまとめるのではなく、色んな所に書き出す勉強方法としてZettelkasten(ツェッテルカステン)と呼ばれるノート作成方法があるようですね。
テキストにはガンガン書き込んでいく
この手法は「ここがマークされてるから、答えはこっちだろうな」というふうな想像で正解にたどり着いてしまうというデメリットがあるため賛否あると思います。
しかし、やたら範囲の広い宅建試験においては、効率的な学習が必要になるため、短期間で覚えるには効果的だったようです。
外出時のスキマ時間にはスマホのアプリで学習
外出時でも、宅建の本を持っていく様な状況じゃないけど、暇な時間ってありますよね?
以下の教材を購入すると学習アプリも付いてくるので、ちょっとスキマ時間(ランチを注文してから待ってる時間など)の学習には便利とのことでした。
理解に役立つYoutube
研修などを受けられない受験者にとっては、動画での解説は非常に参考になったとのことでした。
また、色んなチャンネルがあるので、ご自身に合う先生を見つけることが大切とのことです。
特に役立った参考書/問題集
妻の所感としては、「本は多すぎても全てを理解することは難しく、少なすぎると不足すると思う」とのことでした。という訳で、宅建合格に特に役立ったらしい参考書/問題集についても紹介しておきます。
宅建士 合格のトリセツ
宅建合格を目指す人の定番テキストらしいです。
初めて勉強に取り組む場合、とても役に立つそうです。「ペンギンのイラストが可愛い」「コラムが応援してくれてる」「中に書かれているコメントも分かりやすい」
らしく、独学で取り組もうとする初学者にはとてもオススメとのことです。
らくらく宅建塾
これは参考書的に使ったそうです。
上述の「宅建士 合格のトリセツ」だけでは、解説が不足しているなと感じる際に、こちらのテキストで補完していたとのことです。
また、この本の解説は話し口調で書かれているため、先生が講義をしているような感覚で学習できたそうです。
合格しようぜ!宅建士 過去15年問題集
試験に向け確実に力をつけるためには過去問を解きまくるのが大切だそうです。
この本は、左に問題、右に回答があるため見やすく、面白く解説されているのがポイントだそうです。ただし、大きい本なので、持ち歩きには不便ですが。
宅建士 ズバ予想宅建塾 直前模試編
試験直前の最後の追い込みとしては、こちらが役に立ったそうです。
改正点は狙われやすく、今回の令和5年度の試験においても改正点から出題されたそうです。本番試験の直前に発売されるだけあって、予想問題の精度もなかなか良かったそうです。ただ、誤記/誤植が多いそうですので、公式ウェブサイトで正誤表を確認する必要があったそうです。
「難易度も程よく、合格できそうかも?」と思わせてくれるそうです。
「これが程よい難易度って言えて、誤記/誤植に気が付くから、合格したんじゃないの?」
って思ってしまった「もるもる」であった。
内容もよくまとまっているらしく、試験の当日はこの本だけを持参して、ネットカフェで最後の追い込みをしたそうです。
番外編:幸せに宅建に合格する方法
幸せに宅建に合格する方法で作成されており、ココナラから購入できる問題集です。
「引っ掛け問題に特化しており、問題を冷静に読む力がつく」「勉強が進んできた段階でこれをやると、理解が深まる」「数千円で購入できる割に400ページほどあり、解説も丁寧」
ということで、最後の追い込み、点数の底上げに非常に役立ったとのことです。
番外編:宅建士合格広場
宅建士合格広場というサイトから購入できる問題集です。
「教材は膨大な量で構成されているため、全部やり切るのは非常に困難だが、一つずつ解いていくことで、確実に理解は深まる」とのことです。
受験まで期間があって、じっくり腰を据えて勉強を頑張れる方にはオススメらしいです。
合格すると合格証書が郵送される
簡易書留で郵送されてきます。「宅地建物取引士資格試験合格証書在中」とハッキリ書かれています(^O^)
そして、念願の合格証書です。おめでとうございました!!
まとめ
という訳で、妻の挑戦は無事に「成功」という形で終りを迎えました。
不動産業界に目覚めたのか、来年は賃管(賃貸不動産経営管理士)に挑戦すると言っています。非常にモチベーションが高くて、素晴らしいことですね。
さて、来週の記事ではそんな妻とは打って変わって、CCIEを筆記試験にPassして更新するのではなく、Emeritusというお金を払って更新することにした夫(敗者)側のお話です。
最後に試験会場にお守り代わりに持っていったウサギちゃんを見て頂き、終わりとしたいと思います。
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