以前の記事で紹介した「テトラ オートワンタッチフィルター フリーウォッシュ L」ですが、標準セットに入っていたバイオバッグが汚れてきたので、ここらで改造してみたいと思います。
バイオバッグが目詰まりすると、上記のように、オーバーフローの横穴から水が流れる様になります。しかし、よく考えられた設計により、水槽外に水があふれる心配はありません(とはいえ、結構上部まで水が上がってきているので怖い状態ではありますね。)
それはさておき、サステナビリティの観点から使い捨てのバイオバッグではなく、エーハイム濾材を使用して長期維持が可能となる様、改造を行ってみました。
これまでもAT-50、AT-60と改造してきてますからね。もう外掛式フィルターの改造は慣れたもんです( ˘ω˘)
フリーウォッシュ L 改造 前編
標準パーツのみで改造
フリーウォッシュはAT-50/AT-60とは異なり、標準パーツに仕切り版が入っております。ATシリーズでは水が下から登ってくる工夫が必要でしたけど、フリーウォッシュならこの標準パーツだけで改造できます。
ってことで改造と参りましょう。まず、最初にエアストーンを設置します。
エアストーンを設置する狙いは以下になります。
- エアレーションにより、バクテリアにたっぷりの酸素を供給
- エアレーションにより、チャネル現象(水は流れやすいところを流れる現象)を防止
その上に、適当な大きさにカットした「百均の猫よけマット」を設置します。
ただ、これだけですと、濾材が下に落ちてしまいますので、
猫よけマットの上に、「百均の鉢底ネット」を重ねて置きます。
後は好きな濾材を詰め込むだけです。私は通例通り「エーハイムメック」を投入します。
その次に「エーハイム サブストラットプロ」をたっぷり投入します。
動作確認
水槽に取り付けた状態がこちらです。エアレーションをするにあたって、逆流防止弁もお忘れなく
電源ONします。エーハイム濾材の下から、水が満たされていっています。
モーターが優秀のためか、すごい勢いで水が入っていきます。
そして、フィルター内に水が満たされました。
水槽内に濾材が流出しないよう、「百均の鉢底ネット」を適当な大きさにカットし、吐出口手前に設置しました。
濾材をきっちり詰め込んでますけど、オーバーフローすることも無いようです。
エアレーションも良い仕事をしてくれております。
最後に蓋を締めたら、完成です。
参考情報
ホースで延長するとどうなる?
最初はATシリーズでおなじみの改造方法、ホース延長方式も考えたのですが致命的な欠点により不採用となりました。
フリーウォッシュの場合、16/22mmのホースがジャストフィットします。
それに、フリーウォッシュに標準パーツに入っている、ホース接続コネクターを接続するといい感じに水が誘導できると思ったんですよね。
接続するとこんな感じです。
そもそも、この改造方法では仕切板は不要かもしれませんが、コレを使ってしまうと・・・
ホースが干渉するため、仕切板が少し上にはみ出てしまいます。
ちなみに、ホース延長方式ですが動作的には何ら問題ありませんでした。
しかし、これには致命的な欠点がありまして、、、
ホースを接続してしまったことで、通水パイプがこれ以上持ち上がらなくなりますww
こうなると、「フィルターケースだけ外して丸洗い」という、リーフィット最大の売り文句を潰してしまうので、この方法は没となりました。
AT-50との濾過槽容量の違い
続きまして、改造版AT-50との濾過槽容量の比較を行ってみたいと思います。
上記がAT-50で使用していた濾材たちです。これをフリーウォッシュ Lに収まるか見てみましょう。
当然かも知れませんが、余裕で収まりました。それどころかまだまだ入りますので、さらに追加で投入できます。
まとめ
以上、「フリーウォッシュ L」の改造についてでした。こちら前編となりますが、以下を達成することが出来ました。
また、改造とは申しましても基本的に標準パーツを使用してますので、なんとなく安心感があります。
2週間ほど経過しておりますがオーバーフローすることもなく、心做しか水がピカピカになった気がします。
通常利用でしたら、ここまでで十分実用的ですが、後編ではさらなる改造を加えてみたいと思います。よろしければお付き合いください。
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