最近「Leonard.Ai」に実装され、超万能モデルと称される「Dream Shaper v6」を使ってみました。
私は「DreamShaper 3.2」や「DreamShaper v5」を好んで使っていましたので、どの様な変化が見られるのか比較も交え、紹介したいと思います。
DreamShaper v6
特徴
「Leonard.Ai」では、以下のように紹介されていました。
A new update to an incredibly versatile model, excels at both people and environments, by Lykon.
Leonard.Ai
「極めて万能なモデルで、人物と環境の両方に優れています。」とのことです。環境というのは、背景画像を含めてだと思うので、「人物+背景」といった画像の生成がメイン人には、非常に使い勝手の良いモデルではないでしょうか?
実写に強い
私は実写の生成には「DreamShaper 3.2」を好んで使っていました。そこで、実写ではどの様な差分が見られるのか、見てみたいと思います。
プロンプトは以下です(出力に影響がありそうなものだけ抜粋)
a pretty girl, lifelike photograph, (masterpiece), insanely detailed, 8k, best light,
まずは、Prompt Majicなしです。プロンプトには「lifelike photograph」を指定しているのですが、左のように「v3.2」の場合はイラストっぽくなるんですよね。一方、右のように「v6」の場合はそれなりに実写よりの描写になっているかと思います。
ただし、v3.2でも「Prompt Majic」をONにすると、かなりクオリティが上がります。v6の実写感も良いですが、ゲームCGの様な画像が好みの方は、v3.2の方が好みかもしれません。
こちらの例でもそうですが、やはり、v3.2のほうは「Prompt Majic」なしだと、イラストっぽくなっています。
「Prompt Majic」をONにした場合です。こちらもv.3.2の場合、ゲームCGの様な雰囲気になりますので、好みが分かれそうな画像です。
アニメ絵は苦手?
アニメ絵の生成に関しては「v6」よりも「v5」や「v3.2」の方が自然だと思います。
プロンプトには「manga style」を指定して、比較してみました。
a pretty girl, manga style, (masterpiece), insanely detailed, 8k, best light,
この様に、同じプロンプトで生成しても、v5はアニメっぽいテイストがありますが、v6になるとかなり実写よりになっています。
同様に同じプロンプトで生成したv3.2と、v6の比較です。背景には「hot springs(温泉)」を指定したのですが、v3.2では温泉の学習がないのか背景が反映されていませんね。一方、v6だと温泉っぽい雰囲気の画像が生成されています。これは、v6の方が学習データが豊富なおかげでしょうか
一方、描写に関しては、v6はかなり実写よりになっています。
2.5次元に関してはv6最強か?
v6は「manga style」を指定しても、実写っぽくなる。という特性を活かすと、2.5次元絵のポテンシャルはかなり高いと思います。
なので、こういったテイストの絵が好みの方には、v6は良いモデルだと思います。
まとめ
ということで、v6を使ってみた感想です。
- 2.5次元の描写はかなりクオリティ高い。
- 人物や背景など幅広く対応している。
- アニメに関しては、v3.2やv5の方が良いかもしれない。
ということで、アニメ絵でもなくリアルな写真でもない、2.5次元的な画像が好きな人には、ちょうど良いモデルだと思います。
コメント
>アニメに関しては、v3.2やv5の方が良いかもしれない。
そうかな…そうかも…って思ってたんですけど、やっぱりそうですよね…
時々、出力してみても「うーん」って唸ってしまうことがあるので…
>時々、出力してみても「うーん」って唸ってしまうことがあるので…
v6でアニメ絵で「うーん」ってなってしまう気持ちわかります。(笑)
しかも、DreamShaper3.2のアニメ絵って、かなりカワイイですしね。
個人的にはアニメ絵生成するなら、v3.2が最強と思っています。。